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野口聡一宇宙飛行士 ふるさと帰国報告会

最終更新日:2005年10月4日

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2005年10月2日(日)、野口宇宙飛行士の地元である神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎市民文化会館で、ふるさと帰国報告会が開催されました。当日、会場には約1,350人もの方々が来場し、中継映像が放送された茅ヶ崎中央公園にも多くの方々が集まりました。また、報告会開催前に行われた野口宇宙飛行士とクルー一行を迎えるパレードでは、約16,000人の方々が詰め掛けしました。


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司会の北島美穂さんと野口宇宙飛行士

帰国報告会はFMヨコハマの「THE BREEZE」のメインパーソナリティーを務める北島美穂さんの司会で始まりました。続いてJAXAの間宮副理事長から挨拶があり、その後、野口宇宙飛行士が登場すると会場に大きな拍手が沸き起こりました。野口宇宙飛行士は「車から降りたときに潮の香りを感じ、帰ってきたと思った。」と、ふるさとに戻ってきた感想を言い、大勢の方に迎えられた喜びを伝えました。野口宇宙飛行士の挨拶が終わると、一緒に飛行したコマンダーのアイリーン・コリンズ、パイロットのジェームス・ケリー、ミッション・スペシャリストのスティーブン・ロビンソン、アンドリュー・トーマス、チャールズ・カマーダ宇宙飛行士が登場し、一人ずつ自己紹介を行いました。

その後、クルーから松沢神奈川県知事と服部茅ヶ崎市長へ公式飛行記念品が返還され、服部茅ヶ崎市長から野口宇宙飛行士へ市民栄誉賞の表彰が行われました。また、クルーには、服部茅ヶ崎市長から記念の盾が贈られ、茅ヶ崎商工会議所の田中会頭からはアロハシャツが贈られました。また、茅ヶ崎駅前に、茅ヶ崎ゆかりの著名人の手形をかたどって展示する「手形ロード」の1人目に、茅ヶ崎市民の圧倒的な支持で野口宇宙飛行士が選ばれ、その手形が紹介されました。

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服部茅ヶ崎市長から市民栄誉賞を表彰された野口宇宙飛行士
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服部茅ヶ崎市長から記念の盾の贈られたSTS-114クルー、左から野口、コリンズ、ケリー、ロビンソン、トーマス、カマーダ宇宙飛行士
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「手形ロード」の1人目に選ばれた野口宇宙飛行士

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ミッション報告を行う野口宇宙飛行士

野口宇宙飛行士によるミッション報告では、ビデオを見ながら打上げから帰還までのミッションの説明が行われました。「打上げの時は、座っているシートごと宇宙へ引っ張られていく感じだった。」と野口宇宙飛行士は語りました。国際宇宙ステーシャン(ISS)やスペースシャトルで撮影した写真のスライドショーでは、日本各地の写真も紹介され、江ノ島や烏帽子岩など茅ヶ崎市周辺の写真が紹介されると会場はとても盛り上がりました。


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トークショー

トークショーには、野口宇宙飛行士とコリンズ宇宙飛行士が参加しました。ミッションを振り返っての感想や、宇宙飛行士という夢を追いかけるきっかけなど、さまざなことが話されました。また、夢を実現することに対して野口宇宙飛行士は「自分が夢に向かって進んでいくというすばらしさを感じてもらえれば、夢を追い求めて実現できるのではないかと思います。」と話しました。

その後、槇原敬之さんからのメッセージビデオが紹介され、野口宇宙飛行士は、槇原さんから「打上げの時、成層圏を抜けるときどれくらい苦しいのか」という質問を受けました。野口宇宙飛行士は、「打上げから成層圏を抜けるまで8分30秒かかるのですが、その最後の1分がとても苦しかった。地上に比べると約3倍もの重力がかかり胸に人が乗っている様だった。成層圏を抜けたときの重力と無重力の切り替えがとても印象的だった。」と答えました。また、「家で寝ていると、子供達が胸に乗ってくるのでそれがいい訓練になった。」と冗談まじりで言うと会場はどっと沸き上がりました。

最後に会場からの質疑応答が行われ、宇宙食や無重量空間での生活などについて、クルーへ質問が寄せられました。野口宇宙飛行士は無重量空間の感想を聞かれると「スペースシャトルと一緒に、自分も地球の周りを回っている感覚になり、星になったような気分だった。」と話しました。

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