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筑波宇宙センター特別公開 野口聡一宇宙飛行士特別講演会

最終更新日:2005年11月18日

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晴天のグラウンドに大勢の観客が詰めかけました

2005年10月23日(日)、筑波宇宙センター特別公開にて、野口宇宙飛行士特別講演会が行われました。

第1回目(午前)は、STS-114ミッションで行った船外活動を中心に映像を交えた報告を行い、第2回目(午後)は、「宇宙の夏休み」と題して地上で行っている何気ない遊びを宇宙で行うとどうなるか、その意外性、大変さについてわかりやすく説明が行われました。

各回の終わりには質問コーナを設け、寄せられた質問に対して冗談も交えながら丁寧に答えていました。 なお、講演会の様子は、宇宙実験棟2F大会議室、総合開発推進棟1F大会議室、記者会見室、視聴覚室、及びインターネットによるライブ配信を行いました。

【第1回(午前の部)】

映像、クリックして再生
Play(第1回、午前の部)

先ずは、約14日間にわたるSTS-114ミッションのダイジェストをビデオで紹介しました。

打上げ後、固体ロケットブースタ(SRB)搭載カメラの映像やSRB分離時の衝撃音のこと、スペースシャトル「ディスカバリー号」がISSにドッキングし初めてISSに入室したとき、ISSの長期滞在クルーから久し振りに見る人間だなどと言われて歓迎されたこと、そしてミッションのハイライトである船外活動について、面白いエピソードを交え軽快にミッション報告が行われました。

また、宇宙服や無重量環境模擬水槽を使った船外活動訓練については、担当のJAXA職員と共に説明が行われました。

 

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会場の様子
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ミッション報告を行う野口宇宙飛行士
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宇宙服についての解説
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質問コーナでは質問者も壇上に登場いただきました
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YAC新つくば分団から野口宇宙飛行士へ記念品の贈呈

【第2回(午後の部)】

映像、クリックして再生
Play(第2回、午後の部)

午後は、STS-114ミッションのダイジェストを写真で紹介した後、「宇宙の夏休み」と題して、将来宇宙で生活するようになったとき、子ども達はどんな夏休みを過ごすのか、考えるきっかけとして実際に野口宇宙飛行士が宇宙で行った“遊び”について紹介しました。

ボール投げ、あやとり、コマ回し、キーボード演奏、折り紙など地上で行っている何気ない遊びを宇宙で行うとどうなるか、地上では無意識のうちに重力を利用しているということについてわかりやすく説明が行われました。

また、JAXA職員と共に、宇宙環境を芸術分野に利用したらどのような芸術活動が考えられるのか紹介されました。航空機を利用した無重量環境を作り、その中で行った古代の壁画などに見られる飛天の舞を再現したダンスの映像が紹介されました。

午前、午後とも講演の最後に質問コーナを設け、「宇宙飛行士になるには」、「宇宙飛行士になるきっかけは」、「宇宙での睡眠」、「宇宙で見る星」、「宇宙でパンは焼けるのか」、「宇宙食について」、「縄跳びはできるのか」、「宇宙はどうしてできたのか」、「トイレや風呂について」など相継ぐ質問に野口宇宙飛行士は冗談を交えながら丁寧に答えました。

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宇宙での芸術について解説
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飛天の舞
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“宇宙にお風呂はないんです”
“エッ”


最後に、「夢がかなうように努力を続けていれば、時間がかかってもある日思わぬ形で実現することがある。自分の夢を大事にして、夢の実現に向けて努力することは決して無駄なことではない。それが宇宙への夢であれば我々JAXAは皆さんと一緒に夢を追いかけていきたい。」と締めくくりました。

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