このページの先頭です ヘッダーなどをとばして、このページの本文へ
野口宇宙飛行士について 任務や訓練レポート、記者会見を紹介します
ここからサブメニュー ここから本文

野口宇宙飛行士からのメッセージ(2001年4月25日)

宇宙開発事業団宇宙飛行士の野口聡一です。こんにちは。

おかげ様で、来年打上げ予定のスペースシャトル「エンデバー号」への搭乗が決定しました。これまでの皆様のご声援とご協力に感謝しております。

これからミッションに向けた訓練に専念していくとともに、日本人宇宙飛行士に対する皆様のご期待に応えられるように頑張っていきたいと思いますのでご声援宜しくお願い致します。

クリックすると再生します

Real Video
[3min13sec]

56K

28K

私が宇宙飛行士に応募したのは、私は子供の頃から乗り物が大好きで、特に「宇宙戦艦ヤマト」とか、「サンダーバード」といった子供向けの宇宙の番組を見て、いつの日か宇宙に行きたいなという気持ちをずっと持ち続けていました。それが具体的な職業のイメージにつながったのは、私が高校1年生の時に見たスペースシャトル第1号の打上げであったと思います。その時から、普通の技術者や科学者の人が宇宙にどんどんでていく時代になったのだなということを感じまして、大学へ進む時であるとか、会社を選ぶ時にも、宇宙に近い場所を選んできました。

そして1995年に宇宙開発事業団がミッションスペシャリスト候補者を募集した時に、国際宇宙ステーションのような大きな活躍の場で、いつか自分も宇宙にいって活躍したいなと思いまして応募して、無事に選抜されて今日にいたっています。

私が搭乗することになるスペースシャトルミッションは国際宇宙ステーションへの利用補給フライトです。国際宇宙ステーションは1998年に第1号機の打上げ、そして組み立て作業が始まって以来、様々なモジュールが打ち上げられて、現在は既に第1回目、第2回目の長期滞在クルーが実際に国際宇宙ステーションで生活しています。あと2年ほどしますと、我々日本が担当している「きぼう」実験モジュールも実際に宇宙に打ち上げられて国際宇宙ステーションに連結されて利用されることになります。現在、「きぼう」実験モジュールは日本の各所で開発・製造の最終段階にありまして、NASDAの筑波宇宙センターでもその実験モジュールの一部が既に納入されて最終試験の段階に入っています。

我々日本人宇宙飛行士も、様々な形でこの「きぼう」実験モジュールの開発のお手伝いをさせていただいていますけれども、実際にこの「きぼう」モジュールが打ち上げられて国際宇宙ステーションにとりつけられて、中での様々な活動が始まるまで、我々日本人飛行士とともにご声援いただきたいと思っています。

▲このページの先頭へ
このページの本文はここまでこのページの先頭に戻る