飛行スケジュール -FD1-最終更新日:2005年7月8日 打上げ
スペースシャトル「ディスカバリー号」は、フロリダ州ケネディ宇宙センター(KSC)の39B発射台より打ち上げられます。 打上げから約2分で固体ロケットブースタ(Solid Rocket Booster: SRB)を分離し、約8分30秒後にメインエンジン(Space Shuttle Main Engine: SSME)を停止します。約8分50秒後に外部燃料タンク(External Tank: ET)を分離し、打上げから約40分後に軌道制御システム(Orbital Maneuvering System: OMS)のエンジンを噴射し、オービタは軌道に投入されます。 打上げの間、ETに設置したカメラからの生映像が流される予定です。また翼の先端に新たに設置した衝突センサのデータが取得され、軌道投入後にデータが地上に送信され、解析される予定です。 ET 分離時には、クルーが手持ちのデジタルビデオカメラ(野口宇宙飛行士担当)とデジタルカメラを使ってET分離後のETの撮影を行います。この撮影はこれまでのミッションでも行っていましたが、今回は撮影を約2分早めて高解像度の画像を取得します。また映像は、断熱材の脱落がなかったか確認するためにも非常に重要なデータです。この映像は飛行3日目に地上へ送信され解析されます。 軌道投入後作業打上げ約45分後より、軌道投入後作業を行い、船室内を打上げ用の構成から軌道上運用に備えた構成へ変更し、また与圧服から普段着への着替えなどが行われます。 ISSとのドッキングに向けた軌道制御姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)のスラスタを使用して軌道制御を行い、ISSとドッキングするための軌道に近づけます。以後フライトデイ(FD)3のドッキングに向けて数回の軌道制御を行います。 就寝初日は打上げの約6時間後に就寝します。 |