飛行再開第1号としての任務
最終更新日:2005年1月14日
スペースシャトルをより安全に
防止
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ケネディ宇宙センターへ到着した新外部燃料タンク (写真提供:NASA) |
2003年1月、スペースシャトル「コロンビア号」の打上げ時に、外部燃料タンクを覆っている断熱材が剥がれ落ち、コロンビア号の翼の前縁部分に衝突しました。この前縁部分の傷の隙間から、地球へ帰還する際に、機体の回りに発生する高温のプラズマが流入し、コロンビア号の空中分解に至ったと考えられています。
そのため、外部燃料タンクからの落下物が機体に損傷を与えないように設計の見直しが行われています。
検査
地球に安全に帰還するために、機体を保護する耐熱システムに傷がついていないか、軌道上で検査する手法が検討されています。
修復
検査の結果、耐熱システムに傷が発見された場合、その傷を修理する手法も考えられています。STS-114では、宇宙空間で実際に修復技術を検証する予定です。この船外活動を野口宇宙飛行士とロビンソン宇宙飛行士が担当します。