打上げに向けたディスカバリー号の最終準備
最終更新日:2005年6月30日
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ESP-2のペイロードベイへの搭載 (写真提供:NASA) |
スペースシャトル「ディスカバリー号」は39B射点にて、打上げに向けた最終準備が行われています。
米国東部夏時間6月17日には、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に多目的補給モジュール(MPLM)、船外保管プラットフォーム2(ESP-2)、コントロールモーメントジャイロ(CMG)とTPS修理試験用サンプルボックスが搭載された軽量タイプのキャリア(LMC)が搭載されました。その後、インタフェース試験が行われました。
また、宇宙飛行士を傷つけるような鋭い角(シャープエッジ)がペイロードベイにないかどうか点検が行われます。その後、打上げに備えてペイロードベイが閉じられます。
同6月22日には軌道制御システム(Orbiter Maneuvering System: OMS)と前部姿勢制御システム(Forward Reaction Control System: FRCS)へ推進剤(モノメチルヒドラジン、四酸化二窒素)の充填が開始されました。作業は今週中に完了する予定です。
同6月23日には、シャトルプログラムは設計確認審査会(Design Certification Review: DCR)を終え、飛行に向けた認証が行われました。
同6月24日には、プログラムリーダがデブリ設計確認審査会(Debris Verification Review: DVR)のために集まり、大規模なデブリ評価作業を完了し、打上げ時のデブリに関して整理しました。DVRでは、潜在的なデブリは、より妥当なレベルにまで削減されたと結論づけられ、シャトルプログラムマネージャは、この勧告を受け入れました。
同6月29、30日には、飛行準備審査会(Flight Readiness Review: FRR)が開催され、同6月30日には打上げ日が設定される予定です。