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STS-114ミッションとは ミッション内容やスケジュール、船外活動についてお伝えします。
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船外保管プラットフォーム2(ESP-2)

最終更新日:2006年6月8日

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ESP-1と保管されているORU
(画像提供:NASA)
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ESP-2
(写真提供:NASA)

国際宇宙ステーション(ISS)には現在、曝露軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の保管場所として、デスティニーの左舷後方に船外保管プラットフォーム1(External Stowage Platform: ESP-1)が取り付けられています。ESP-1は5A.1フライトで運ばれ、ポンプおよび流量調整装置(Pump and Flow Control Subassembly: PFCS)と直流切替ユニット(Direct Current Switching Unit: DCSU)の2個のORUを保管していますが、ISSのトラスが伸び、曝露機器の数が増えるに連れて、故障時にもすぐに交換できるよう、重要な機器は軌道上に保管しておく必要性が増しています。

今回のESP-2は、ESP-1よりも大型で本格的な曝露ORU機器の保管場所であり、「クエスト」(ISSのエアロック)の前方に取り付けられます。ESP-2はパレットの上面と下面に計8個のORUが保管できる設計となっています。

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スペースシャトル搭載時のESP-2と搭載されている機器
(画像提供:NASA.JAXA)

エアロックへの取付け機構(ESP Attachment Device: ESPAD)はESP-2を「クエスト」(ISSのエアロック)に固定する機構であり、ESP-2から取り外し可能なアクティブ側とESP-2に固定されたままのパッシブ側で構成されます。船外活動時にESPADのアクティブ側を一旦、取り外して、クエスト外壁のトラニオンピンに固定します。その後、カナダアーム2で把持したESP-2のパッシブ側をクエストに固定したアクティブ側に結合することで、ESP-2はISSに固定されます。

ESP-2に搭載されて打ち上げられる機器

フレックス・ホース・ロータリー・カプラー(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)

S1、及びP1トラスに設置されている放熱用ラジエータ回転機構(Thermal Radeator Rotary Joint: TRRJ)の構成部品となるORUのひとつで回転するラジエータパネルにアンモニア流体を供給する機構です。

ユーディリティ・トランスファー・アセンブリ(Utility Transfer Assembly: UTA)

P3/P4及びS3/S4トラスで使われるORUで、トラス間で回転する太陽電池パドル回転機構(Solar Array Rotary Joint: SARJ)に設置され、P3-P4トラス間及びS3-S4トラス間に電力、通信、流体を供給する機構です。

メインバス切替ユニット(Main Bus Switching Unit: MBSU)

ISSの基幹電力系統(メインバス)の切り替え(P6、P4、S6、S4トラスの太陽電池モジュールに設置された各直流スイッチングユニット(DCSU)からの4本の基幹電力系統を相互接続で切り替え)を可能にするための装置です。MBSUは、S0トラス上に既に4基設置されていますが、使用されるのは、2つ目の太陽電池モジュールが到着する12Aフライトからになります。

ビデオ支柱支持アセンブリ(Video Stanchion Support Assembly: VSSA)支柱4本

支柱の1本は、STS-114の第3回目の船外活動でP1トラスのTVカメラ取り付け時に使用されます。残りも今後のフライトでトラスへの外部TVカメラや、浮動電位測定装置の取り付けに使われる予定です。

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