センサ付き検査用延長ブーム(OBSS)
最終更新日:2005年4月22日
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OBSS (写真提供:NASA) |
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OBSSの先端に取り付けられた2基のレーザセンサとカメラ
(写真提供:NASA.JAXA) |
STS-114ミッションでは、スペースシャトルの主翼前縁を軌道上で検査する技術の検証が、重要な目的のひとつになっています。このときスペースシャトルのロボットアーム(SRMS)のみでは全ての範囲を検査できないため、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)をロボットアームに取り付けて検査を行います。
OBSSの先端には、TVカメラ(ITVC)と2基のレーザセンサ(LCS、LDRI)が設置されており、これらで強化炭素複合材(RCC)パネルの亀裂や穴の破損箇所を詳細に点検します。取得したデータは地上へ送られて解析されます。また、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)とSRMSとの間で受け渡しができるように設計されています。
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OBSSを使用した軌道上での検査イメージ
(画像提供:NASA) |