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STS-114ミッションとは ミッション内容やスケジュール、船外活動についてお伝えします。
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第2回船外活動

最終更新日:2005年4月14日

コントロール・モーメント・ジャイロ(CMG)の交換

写真:クリックすると拡大します
交換用のCMG
(写真提供:NASA)

第2回船外活動では、コントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyro: CMG)の交換を行います。この作業はスペースシャトル「コロンビア号」事故前から予定されていたものであり、2002年6月のUF-2フライト時に故障したCMG-1を交換します。この作業中、野口宇宙飛行士は「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)に足を固定した状態で作業します。

交換用の新しいCMGは、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)後方に設置された軽量タイプのキャリア(Lightweight MPESS Carrier: LMC)に載せて打ち上げられます。また、軌道上で交換した古いCMGもこのLMCに載せて地上に持ち帰ります。

故障したCMGの取り外し

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交換するCMG-1の位置
(画像提供:NASA.JAXA)
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CMG
(写真提供:NASA)

Z1トラスに設置されたCMG-1に接近できるよう、CMGを覆っている断熱カバーを取り外した後、CMG-1の電気コネクタ4個を外します。次にCMG-1を固定しているボルト6本を緩め、4本の調整ボルトを取り外します。そしてボルト6本を完全に外すことにより、Z1トラスからCMG-1を取り外します。

取り外したCMG-1は、カナダアーム2に乗った野口宇宙飛行士が持ったままスペースシャトルのペイロードベイまで移動します。そして、ペイロードベイに設置されたLMCのハンドレールにEVA工具を使って仮置きします。

LMC 上の新しいCMG の取り外し

新しいCMGをLMC上の固定装置から取り外し、LMCに仮置きします。

故障したCMG のLMC への固定

仮置きしていた古いCMGをLMCの固定装置へ固定します。

新しいCMG の取り付け

カナダアーム2に乗った野口宇宙飛行士が新しいCMGを持ったまま、Z1トラスまで運び、取り外し時とは反対の作業手順でZ1トラスに設置します。最後にCMGの断熱カバーを取り付けます。

ユニティの外部照明の状態復元

第1回船外活動で倒した「ユニティ」(結合モジュール1)の外部照明と支柱を元に戻します。


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