STS-114 NASAステータスレポート #27
米国中部夏時間2005年8月8日午前7時00分 本日、スペースシャトル「ディスカバリー号」の7人の宇宙飛行士は、着陸地であるケネディ宇宙センター周辺の気象条件が悪化したために帰還できず、宇宙でもう1日過ごすことになりました。 ディスカバリー号は、フロリダ州のケネディ宇宙センターに、今朝は2回の着陸機会がありましたが、着陸地上空が予測できなかった雲で覆われたため、着陸は断念されました。 8月9日は、3つのスペースシャトルの着陸地すべてが利用可能な状態にされます。フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターは、引き続き最優先の着陸地のままです。カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地が2番目の代替着陸地として選ばれ、ニューメキシコ州のホワイトサンズ宇宙基地が3番目の代替着陸地として選ばれます。 それぞれの着陸地で2回ずつ着陸機会が得られます。 8月9日のケネディ宇宙センターの気象条件は、本日と似ています。洋上にわずかな降雨の可能性が予測されています。エドワーズは、着陸のための条件が満たされる予報です。また、ホワイトサンズの気象予報は降雨の可能性を含んでいます。 着陸準備は、米国中部夏時間8月9日午前3時1分(日本時間8月9日午後5時1分)にディスカバリー号のエンジン噴射で始まり、同午前4時7分(同午後6時7分)にケネディ宇宙センターに着陸する、という第1回目の着陸機会に、現在は集中しています。また代替着陸の機会は次の通りです。
スペースシャトルのクルーは、スペースシャトルの軌道を調整して、9日の着陸機会を最大限に利用するために、ディスカバリー号のエンジンを同8月8日午前7時19分(同8月8日午後9時19分)に噴射させる予定です。クルーは、同8月8日午前11時39分(同8月9日午後1時39分)に就寝し、同8月8日午後7時39分(同8月9日午前9時39分)に起床して、軌道離脱準備を始めます。 次回の STS-114ミッションステータスレポートは8月9日の着陸後、または新規イベントがあれば発行する予定です。 出典:http://www.nasa.gov/returntoflight/news/STS-114-27.html *併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。 最終更新日:2005年8月9日
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