STS-114 NASAステータスレポート #26
米国中部夏時間2005年8月7日午後8時30分 ディスカバリー号の飛行再開ミッションは、8月8日朝にNASAのケネディ宇宙センターに着陸して終了する予定です。 ディスカバリー号は8月8日は、2回の着陸機会があります。1回目は、米国中部夏時間8月8日午前2時40分(日本時間8月8日午後4時40分)に軌道制御用エンジン(Orbital Maneuvering System: OMS)を軌道離脱のために噴射した後、同午前3時47分(同午後5時37分)に着陸を行う予定です。 天候の影響で、1回目の機会で着陸できなかった場合、2回目は同午前4時15分(同午後6時15分)にOMSを軌道離脱のために噴射し、着陸は同午前5時22分(同午後7時22分)になる予定です。フロリダに夜間着陸するのは今回で15回目、スペースシャトル・プログラム全体としては20回目の夜間着陸になる予定です。 全長3マイル(4.828km)の滑走路の近辺は、視界は良好で、洋上の雨の可能性が少しある程度だと気象予報士は良い天候状態を予測しています。代替着陸地のカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地は、8日の着陸用としては使用されません 。 クルーは、米国中部夏時間8月7日午後7時39分(日本時間8月8日午前9時39分)にディキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ(Dexys Midnight Runners)の曲「Come on Eileen」で目を覚ましました。この曲はミッションコントロールチームがディスカバリー号のアイリーン・コリンズ船長のために流しました。 コリンズとパイロットのジム・ケリー、ディスカバリー号のフライト・エンジニアも務めるミッション・スペシャリストのスティーブ・ロビンソン、そしてミッション・スペシャリストのアンディ・トーマスは着陸時にはフライトデッキに座ります。ミッション・スペシャリストの野口聡一宇宙飛行士、ウェンディ・ローレンス、チャールズ・カマーダは、ディスカバリー号のミッドデッキに座ります。 7月6日に国際宇宙ステーション(ISS)を離れた後、ディスカバリー号は現在、ISSから約200マイル(約321.9km)離れています。そしてディスカバリー号が地球を1周するごとに、距離は約9マイル(14.5km)ずつ離れていきます。ISSではコマンダーのセルゲイ・クリカレフと、NASAのISSサイエンスオフィサーのジョン・フィリップスが通常のスケジュールに戻り、米国中部夏時間8月8日午前1時(同8月8日午後3時)に起床する予定です。 次回の STS-114ミッションステータスレポートは8月8日朝、または新規イベントがあれば発行する予定です。 出典:http://www.nasa.gov/returntoflight/news/STS-114-26.html *併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。 最終更新日:2005年8月8日
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