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STS-114 NASAステータスレポート #07

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米国中部夏時間2005年7月29日午後6時00分
日本時間2005年7月30日午前8時00分
ステータスレポート: STS-114-07

スペースシャトル「ディスカバリー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは「ラファエロ」(多目的補給モジュール2)を取り付け、荷下ろしを始めました。また、ディスカバリー号の熱防護システムの選定された個所の検査を行い、30日の船外活動の用意も始めました。

現在までに収集された画像の技術解析は続けられています。しかし、ディスカバリー号の熱防護システムに重大な問題は見られません。ミッションマネージャのウェイン・ヘイルは29日の午後の記者会見で「我々はディスカバリー号の帰還に関しては大丈夫だと感じている。」と言いました。

ディスカバリー号のコマンダーのアイリーン・コリンズ、パイロットのジェームス・ケリー、ミッション・スペシャリストの野口聡一(JAXA)、スティーブン・ロビンソン、アンドリュー・トーマス、ウェンディー・ローレンス、チャールズ・カマーダ、ISSコマンダーのセルゲイ・クリカレフ、そしてNASAサイエンスオフィサーのジョン・フィリップス達クルーにとってはとても忙しい1日でした。

ラファエロは、ディスカバリー号の貨物室から米国中部夏時間7月29日午前1時(日本時間7月29日午後3時)少し前に、ローレンスとケリーが操作する「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)によって取り出され、ISSの「ユニティ」(結合モジュール1)に取り付けられました。米国中部夏時間午前10時(同午後0時)を少し回った頃には、ハッチが開かれました。その後すぐに積み荷のISSへの移送が始まりました。これに先立って、クルーはスペースシャトルのミッドデッキからのISSの機器と補給品の移送を始めていました。

ディスカバリー号の熱防護システムの焦点を絞った検査のための準備は、ケリーとフィリップスがカナダアーム2の先端をISSのモービル・ベース・システム(MBS)に取り付けることから始まりました。その後、この新しい位置でカナダアーム2に搭載されているカメラから状況を確認できるような視野を得られるようにするために、「デスティニー」(米国実験棟)からカナダアーム2のもう片方の先端を取り外しました。

カマーダとケリーは、スペースシャトルのロボットアームと長さ50フィート(約15m)のセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使って、損傷を受けていないかどうか6個所のエリアを調べました。ミッションマネージャは、前回の画像と今回の検査から送信されてきた初期的なデータからは、重大な損傷は見つからなかったと言いました。画像の詳細な解析は、7月26日のディスカバリー号の打上げから開始されており、29日の検査まで続けられました。

野口宇宙飛行士とロビンソンはISSで3回の船外活動を行います。本日は米国中部夏時間7月30日午前3時44分(同7月30日午後5時44分)に開始される予定の第1回目の船外活動に向けた準備を続けました。船外活動の手順書の確認や、SAFER(Simplified Aid For EVA Rescue)と呼ばれる、宇宙機から離れてしまった船外活動中の宇宙飛行士が宇宙機に帰還するための小型のセルフレスキュー用推進装置の検査が行われました。

ディスカバリー号とISSの間のハッチは、スペースシャトルの船内気圧を10.2psi(約0.7気圧)に下げるプリブリーズのために閉じられました。この期間に、船外活動クルーは宇宙服の低気圧環境に徐々に順応して、血中に窒素の泡ができないようにします。不要になったスペースシャトル内の空気は、ISSへ空気を補充するのために送られました。

米国中部夏時間午前5時20分(同午後7時20分)を少し回った頃に、コリンズとトーマスは、APラジオネットワーク、ナショナルパブリックラジオ、CBSラジオネットワークのインタビューに答えました。

次回のSTS-114ミッションステータスレポートは30日午前、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/returntoflight/news/STS-114-07.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年7月30日

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