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STS-114 NASAステータスレポート #06

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米国中部夏時間2005年7月28日午後11時00分
日本時間2005年7月29日午後1時00分
ステータスレポート: STS-114-06

スペースシャトルと国際宇宙ステーション(ISS)の合同作業の第1日目では、主に多目的補給モジュール(Multi Purpose Logistic Module: MPLM)の取り付け、スペースシャトルの熱防護システムの追加検査、そして船外活動の準備が行われる予定です。

スペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは、米国中部夏時間7月28日午後10時39分(日本時間29日午後0時39分)に、パイロットのジム・ケリーのためにかけられた曲である、U2の「Vertigo」で起床しました。CAPCOM(クルーとの交信担当者)のシャノン・ルシッドはウェイクアップ・コールの時に、「Vegas(ヴェガス)」というニックネームで呼ばれているケリーが、最近、米国空軍大佐に昇格したことを告げました。ISSクルーは米国中部夏時間7月28日午後11時09分(日本時間28日午後13時09分)にISSの目覚ましで起床しました。

これから行われる飛行第4日目では、ミッション・スペシャリストのウェンディ・ローレンスとケリーが「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作して、MPLMをディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、ISSに取り付ける予定です。「ラファエロ」と呼ばれるこのMPLMはISSの「ユニティ」(結合モジュール1)に取り付けられます。クルーが睡眠を取っている間に、ISSフライトコントロールチームはユニティの結合機構の準備ができていることを確認しました。

ケリーとISSのフライトエンジニアのジョン・フィリップスは、米国中部夏時間7月29日午前4時39分(同7月29日午後6時39分)にカナダアーム2を「デスティニー」(米国実験棟)から、モービル・ベース・システム(MBS)に移動させる作業を開始する予定です。これにより、カナダアーム2のカメラで点検視野を確保できるようにします。米国中部夏時間午前6時(同午後8時)を少し回ったあたりで、ミッション・スペシャリストのチャールズ・カマーダとケリーはスペースシャトルのロボットアームとセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使って、ディスカバリー号の熱防護システムに対して追加の集中検査を行う予定です。

MPLMの取り付けが終わると、ミッション・スペシャリストのウェンディ・ローレンスとISSコマンダーのセルゲイ・クリカレフが米国中部夏時間午前7時49分(同午後9時49分)頃にMPLMを起動させ、約2時間後の米国中部夏時間午前9時49分(同午後11時49分)に入室する予定です。

米国中部夏時間午前5時19分(同午後7時19分)からアイリーン・コリンズ船長とミッション・スペシャリストのアンディ・トーマスは、APラジオネットワーク、ナショナルパブリックラジオ、CBSラジオネットワークのインタビューに参加する予定です。

野口聡一宇宙飛行士とスティーブン・ロビンソンによる7月30日の第1回の船外活動に備えて、船外活動の手順書の確認や、SAFER(Simplified Aid For EVA Rescue)と呼ばれる、船外にいる宇宙飛行士の命綱がはずれて宇宙機から離れてしまったときに安全に戻れるようにするための小型のセルフレスキュー用推進装置の検査など、さらなる準備が行われる予定です。ディスカバリー号とISSの間のハッチは、プリブリーズを行うためにスペースシャトルの船内気圧を10.2psi(約0.7気圧)に下げるのに備えて閉められる予定です。この期間に、船外活動クルーは宇宙服の低気圧環境に徐々に順応していきます。

ディスカバリー号とISSのクルーは米国中部夏時間7月29日午後2時39分(同7月30日午前4時39分)に就寝する予定です。

次回のSTS-114ミッションステータスレポートは29日午後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/returntoflight/news/STS-114-06.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年7月30日

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