このページの先頭です ヘッダーなどをとばして、このページの本文へ
最新情報 最新情報やプレスリリースをご覧いただけます
ここからサブメニュー ここから本文

STS-114 NASAステータスレポート #05

<< #04 | #06 >>
homeback

米国中部夏時間2005年7月28日午後4時30分
日本時間7月29日午前6時30分
ステータスレポート: STS-114-05

スペースシャトル「ディスカバリー号」は28日の朝、ISSクルーによる熱防護システムの写真撮影のため宙返りをした後、予定時刻通り国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしました。

コマンダーのアイリーン・コリンズとパイロットのジェームス・ケリーはドッキングのおよそ1時間前に、ISSのおよそ600フィート(約182m)下でランデブー・ピッチ・マヌーバを行いました。米国中部夏時間7月28日午前6時18分(日本時間7月28日午後8時18分)のドッキング前に、ISSコマンダーのセルゲイ・クリカレフとNASAサイエンスオフィサーのジョン・フィリップスによって撮影された写真は地上に送られました。

ディスカバリー号は、2002年末にISSに訪問して以来となるスペースシャトルであり、南米の太平洋に面した西側(チリ沖)上空でドッキングしました。また地上や、航空機、ディスカバリー号、ISSの各カメラによって撮影された映像は、約200人のチームによって、ディスカバリー号の熱防護システムが帰還時に問題がないことを保証にするため慎重に分析されています。

クリカレフは、コリンズ、ケリー、ミッション・スペシャリストの野口聡一(JAXA)、スティーブン・ロビンソン、アンドリュー・トーマス、ウェンディー・ローレンス、およびチャールズ・カマーダと握手と抱擁の後、ディスカバリー号の無事到着の祝辞を述べました。

ISSとディスカバリー号の両方のクルーによる共同作業により、明日に計画されているロボットアームによるオービタ追加調査の準備が行われました。またこの調査は追加の集中的な検査作業を含んでいます。

ケリーとローレンスとフィリップスはカナダアーム2(ISSのロボットアーム)を使いディスカバリー号からセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を取り出し、スペースシャトルのロボットアームにOBSSを取り付けました。カマーダとトーマスはスペースシャトルのロボットアームを操作しました。

3回の船外活動を予定しているロビンソンと野口宇宙飛行士は、およそ1時間半かけて機器の準備を行いました。

7月30日と8月1日、8月3日に行われる船外活動で、熱防護システムの修理技術の試験や、4つあるISSのコントロール・モーメント・ジャイロ(CMG)のうちのひとつを交換する作業が行われます。また、船外保管プラットフォーム2をISSのクエスト(エアロック)に設置する予定です。

クルーに対して打上げ直後に外部燃料タンクから断熱材が落下し、その断熱材は、外部燃料タンクに設置されたカメラによるとスペースシャトルの上昇中にその断熱材が機体のオービタには当たってないことが伝えられました。シャトルマネージャは、断熱材落下の原因が明確にされ、スペースシャトル打上げ再開の前に問題が解決されている必要があることを決定しました。

ディスカバリー号とISSのクルーは、米国中部夏時間午後2時40分頃(日本時間午前4時40分頃)に就寝しました。

次回のSTS-114ミッションステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/returntoflight/news/STS-114-05.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年7月29日

<< #04 | #06 >>
homeback
▲このページの先頭へ
このページの本文はここまでこのページの先頭に戻る