STS-114 NASAステータスレポート #14
米国中部夏時間2005年8月1日午後11時00分 スペースシャトル「ディスカバリー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、今日もISSとスペースシャトル間の機器と補給品の移送を続けます。また、今回のミッションの第3回目の船外活動の見直された作業内容の確認を行います。 ディスカバリー号のクルーは、米国中部夏時間8月1日午後10時09分(日本時間8月2日午後0時09分)に、ミッション・スペシャリストのアンドリュー・トーマスのためにかけられたハリー・マックリントックの「Big Rock Candy Mountain」という曲で起床しました。またISS滞在クルーは、同8月1日午後10時39分(同8月2日午後0時39分)にISSの目覚ましで起床しました。 ミッションマネージャは、スペースシャトルの底面の耐熱タイルの間から突き出ているタイルの隙間を埋める詰め物(gap fillers)2個を取り除くことを決定しました。これは8月3日に予定されている船外活動で、追加作業として行える比較的簡単な作業になります。 ミッション・スペシャリストのスティーブン・ロビンソンは、船外活動中に「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)の先端に乗ってスペースシャトルの底に回り込み、詰め物が突き出ている場所を見つけ、それが外れるまでゆっくりと引っ張る予定です。引っ張り出せなかったときのために、ロビンソンは突き出ている部分を切り取る道具を持って行く予定です。 ロビンソンともう一人の船外活動クルーである野口聡一宇宙飛行士と船外活動を船内から指揮するアンドリュー・トーマスは、8月2日に切除作業用の弓のこを組み立て、新しい手順を確認する予定です。 スペースシャトルとISSのクルーは、同8月2日午前4時59分(同8月2日午後6時59分)から軌道上記者会見に全員で参加する予定です。クリカレフとフィリップスは、モスクワのミッションコントロールにいるレポーター達からのインタビューに同午前5時45分(同午後7時45分)から答える予定です。このインタビューは翻訳付きで同8月2日午前6時15分(同8月2日午後8時15分)からNASA TVで再放送される予定です。 ディスカバリー号のパイロットのジェームス・ケリーとミッション・スペシャリストのウェンディー・ローレンスは、同午前6時39分(同午後8時39分)から船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)をディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から取り出す予定です。これは8月3日の船外活動の最初にESP-2の取り付けを行うのに備えた作業です。ESP-2を8月2日のうちに準備することで、突き出た詰め物の除去作業のための時間を確保します。 スペースシャトルとISS滞在クルーが就寝する前に、スペースシャトルとISSの間のハッチは閉められ、最後の船外活動前夜のスペースシャトルの船内気圧は10.2psi(約0.7気圧)に下げられる予定です。クルーは同8月2日午後2時09分(同8月3日午前2時09分)に就寝する予定です。 次回のSTS-114ミッションステータスレポートは8月2日午後、または新規イベントがあれば発行する予定です。 出典:http://www.nasa.gov/returntoflight/news/STS-114-14.html *併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。 最終更新日:2005年8月3日
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