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STS-114 NASAステータスレポート #03

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米国中部夏時間2005年7月27日午後4時
日本時間2005年7月28日午前6時
ステータスレポート: STS-114-03

スペースシャトル「ディスカバリー号」は27日、オービタの熱防護システムの一部である翼前縁部とノーズ・コーン部を撮影しました。またクルーは28日の国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングのための準備と船外活動の準備を始めました。

コマンダーのアイリーン・コリンズ、パイロットのジェームス・ケリー、ミッション・スペシャリストの野口聡一、スティーブン・ロビンソン、アンドリュー・トーマス、ウェンディー・ローレンス、およびチャールズ・カマーダは、打上げ後に撮影された外部燃料タンクの映像を地上へ送信しました。また、クルーは、軌道制御システム(OMS)ポッドの耐熱タイルを撮影した画像を送信し、ディスカバリー号の翼前縁部の強化炭素複合材(RCC)とノーズ・キャップの接近映像のほとんどをライブ中継で送信しました。残りの映像は就寝前の米国中部夏時間7月27日午後2時40分(日本時間7月28日午前4時40分)頃に送信されました。

これらのデータは、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)のレーザスキャンによって集められました。ケリー、トーマスとカマーダは、検査に使われるディスカバリー号のカナダアームと長さ50フィート(約15m)のOBSSの操作を他のクルーの協力の下に行いました。その後、OBSSはペイロードベイ(貨物室)に戻され、カナダアーム(スペースシャトルのロボットアーム)とそのカメラを使用した居住区画周辺の耐熱タイルの検査が行われました。

ISSとのドッキングのための準備として、ランデブー用機器の点検と、ISSに最初に接触する構造部となるODSリングの伸展が行われました。米国中部夏時間7月28日午前6時18分(日本時間7月28日午後8時18分)に予定されているドッキングの少し前に、ディスカバリー号はISSのおよそ600フィート(約183m)真下で宙返りしながらゆっくり接近するランデブー・ピッチ・マヌーバを初めて行います。

この姿勢変更のための噴射により、ISSのコマンダーのセルゲイ・クリカレフとNASAのサイエンスオフィサーのジョン・フィリップスは、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の窓から、400mmと800mmの望遠レンズ付きカメラでディスカバリー号の熱防護システムを撮影できるようになります。これらの写真は、ディスカバリー号とISSの間のハッチが開けられる前に送信される予定です。

今日取得された映像と、レーザスキャンによって収集されたデータは、打上げ時に撮影した映像と翼前縁部の各パネルに設置されたワイヤレスの衝突センサによるデータと共に新しいデータと組み合わせられる予定です。センサからの生データと初期的なデータの地上への送信は、今日完了しました。米国各地に組織されたおよそ200人のチームは、ディスカバリー号のミッションの最初の段階から、スペースシャトル史上、最も大量に撮影された映像を分析するために作業しています。

また、クルーはミッション中に3回行われる予定の船外活動時に使う工具と2着の宇宙服の点検を終えました。さらに2着の宇宙服が、今後、クエスト(ISSのエアロック)から行われる船外活動に備えてISSへ移送されますが、これらの準備も行われました。

次回のSTS-114ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/returntoflight/news/STS-114-03.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年7月28日

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