第3回船外活動最終更新日:2005年8月3日 船外保管プラットフォーム2(ESP-2)の取り付け
国際宇宙ステーション(ISS)の第11次長期滞在クルーが「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作して「クエスト」(エアロック)の外壁に船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)を取り付けます。この時、カナダアーム2を操作するクルーがカメラ映像では十分な視野が得られないため、ふたりのEVAクルーが目で見ながら、音声で誘導指示を行います。 その後、第1回船外活動でクエストに設置したESP-2の取り付け機構(ESP Attachment Device: ESPAD)にESP-2を固定する作業を行います。ESP-2設置後はESP電力ケーブルのコネクタの結合が行われます。 ESP-2 の軌道上取り外し可能型グラプル・フィクスチャ(FRGF)の取り外しESP-2に取り付けられている軌道上取り外し可能型グラプル・フィクスチャ(Flight Releasable Grapple Fixture: FRGF)は、以後のフライトでESP-2の下側に設置されている機器のひとつであるFHRC(Flex Hose Rotary Coupler)を取り外す作業時、及びESP-2上でEVAクルーが移動する際に邪魔になるため、取り外す必要があります。取り外したFRGFは、ディスカバリー号で回収して持ち帰ります。 米国の材料曝露実験装置(MISSE)の回収と設置
材料曝露実験装置(Materials ISS Experiment: MISSE)は、2001年8月のISS組立フライト7A.1の船外活動で2個(MISSE-1、MISSE-2)がクエストの外部に設置されていましたが、今回、回収されます。そして新たに運ばれる新しい1個(MISSE-5)がP6トラスの頂部に設置されます。今回の新しいMISSE-5は、太陽電池セルの評価や、アマチュア無線通信に使われます。MISSE-5の設置は、野口宇宙飛行士がひとりで担当する予定です。 STS-114ミッション後のSTS-121ミッションでは、MISSE-1、MISSE-2の設置されていた場所にMISSE-3、MISSE-4が設置される予定です。その後、3個のMISSEによって1年間、材料曝露実験が行われる予定です。 ※MISSE-1、2は第1回船外活動で回収されました。 |