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2005年8月9日 フライトデイ(FD)15 ディスカバリー号帰還

最終更新日:2005年8月9日

ディスカバリー号は、ケネディ宇宙センターの低くたれ込めた雲のため着陸を1日延期し、日本時間8月9日午後9時11分(米国東部夏時間8月9日午前8時11分)、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地内NASAドライデン飛行研究センターに着陸しました。

ディスカバリー号は、全ての作業を終え、同8月9日午後2時25分(同8月9日午前1時25分)頃にペイロードベイ(貨物室)を閉鎖し、着陸機会をうかがっていましたが、ケネディ宇宙センターの天候が回復しなかったため代替着陸地に変更しました。

尾部を前にした姿勢で飛行しているディスカバリー号は、同午後8時6分(同午前7時6分)にインド洋の西上空約346kmで2分42秒間軌道制御システム(OMS)を噴射し、同午後8時40分(同午前7時40分)、南太平洋上クック諸島上空約121kmで大気圏に突入し、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地の22番滑走路に着陸しました。

総飛行距離は約933万km(5,796,419マイル)、飛行周回数は219周回、飛行期間は13日21時間32分となりました。

エドワーズ空軍基地への着陸ルートを以下に示します。

エドワーズ空軍基地への着陸ルート(計画)
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長距離 中距離 近距離

着陸時刻詳細

  • 主脚接地時刻:8月9日午後9時11分22秒(8月9日午前8時11分22秒)
  • 前輪接地時刻:8月9日午後9時11分41秒(8月9日午前8時11分41秒)
  • 完全停止時刻:8月9日午後9時12分36秒(8月9日午前8時12分36秒)

 

本日の野口宇宙飛行士

帰還時の座席表
シートポジション 【フライトデッキ】
(1) アイリーン・コリンズ(船長)
(2) ジェームズ・ケリー(パイロット)
(3) アンドリュー・トーマス(MS3)
(4) スティーブン・ロビンソン(MS2)
【ミッドデッキ】
(5) 野口聡一(MS1)
(6) ウェンディー・ローレンス(MS4)
(7) チャールズ・カマーダ(MS5)

野口宇宙飛行士は、他のクルーとともに、船内の後片付けを行いました。なお、野口宇宙飛行士は帰還時にミッドデッキに座りました。

ウェイクアップコール

STS-114のクルーは、日本時間8月9日午前9時39分(米国中部夏時間8月8日午後7時39分)にビートルズの曲「Good Day Sunshine」で起床しました。

*1 ウェイクアップコール
このウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。

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写真提供:NASA
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