2005年8月3日 フライトデイ(FD)9 第3回船外活動最終更新日:2005年8月4日 第3回船外活動は、日本時間8月3日午後5時48分(米国中部夏時間8月3日午前3時48分)に開始され、その頃、国際宇宙ステーション(ISS)はオーストラリア南東上空を飛行中でした。 曝露機器の交換品を保管するための船外保管プラットフォーム2(ESP-2)がISSの「クエスト」(エアロック)の外壁に取り付けられました。その後、ロビンソン宇宙飛行士により、電力ケーブルの接続が行われ、ESP-2から不要となったグラプル・フィクスチャ(ロボットアームが掴むための把持部)が取り外されました。 また、新たな米国の材料曝露実験装置(MISSE)をP6トラスの頂上に取り付けられました。MISSEは数ヶ月の間、様々なサンプル試料を宇宙空間に曝露させる実験を行います。 なお、ISSとのドッキング前にISSからの写真撮影で見つかったディスカバリー号下部前方の耐熱タイル間にはみ出ている2ヵ所の詰め物(gap filler)を取り除く作業が追加され、ロビンソン宇宙飛行士はカナダアーム2(ISSのロボットアーム)の先端に乗って移動し、はみ出した詰め物を手で引き抜きました。 6時間1分にわたった船外活動は、同8月3日午後11時49分(同8月3日午前9時49分)に終了しました。 本日の野口宇宙飛行士野口宇宙飛行士とロビンソン宇宙飛行士は、カナダアーム2によって船外保管プラットフォーム2(ESP-2)を取り付ける際に、カメラ映像では十分な視野が得られないため監視・誘導を行いました。 また、ロビンソン宇宙飛行士が、詰め物(gap filler)を取り除く時には、船内との交信を中継するなど作業の支援を行いました。
本日の野口宇宙飛行士の食事(予定)
出典:http://www.nasa.gov/pdf/121994main_menu_noguchi.pdf ウェイクアップコール STS-114のクルーは、日本時間8月3日午後0時09分(米国中部夏時間8月2日午後10時09分)に、スタートレックのエンタープライズ号のテーマ曲「Where My Heart Will Take Me」で起床しました。このデニス・マッカーシー作曲の音楽は、スペースシャトルプログラムの副マネージャのウェイン・ヘイルがクルーを驚かせるために選びました。
写真提供:NASA
|