2005年7月29日 フライトデイ(FD)4最終更新日:2005年7月30日 ディスカバリー号と国際宇宙ステーション(ISS)との共同作業の初日は、多目的補給モジュール(MPLM)をディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、ISSの「ユニティ」(結合モジュール1)の地球側に取り付けることから始まりました。MPLMが取り付けられると、その中から積荷をISSに移送する作業が開始されました。 また、ディスカバリー号の熱防護システムに対する検査を、スペースシャトルのロボットアームと検査用延長ブーム(OBSS)を使って行いました。現在のところ重大な損傷は見つかっておりません。 本日の野口宇宙飛行士野口宇宙飛行士は、ロビンソン宇宙飛行士と共に、第1回船外活動に向けた準備として、手順書の確認やSAFER(Simpleifield Aid For EVA Rescue)と呼ばれるセルフレスキュー用推進装置の検査を行いました。 今回の船外活動はディスカバリー号のエアロックから船外に出るため、ディスカバリー号とISS間のハッチが閉ざされ、ディスカバリー号の船内気圧を約0.7気圧(10.2psi) に下げました。船外活動用宇宙服の中は0.27気圧の純酸素になっているため、段階的に減圧することで低圧環境に慣れるためです。 船外活動の準備作業(プリブリーズ)については、こちらも参考にご覧ください。 本日の野口宇宙飛行士の食事(予定)
出典:http://www.nasa.gov/pdf/121994main_menu_noguchi.pdf ウェイクアップコール STS-114のクルーは、日本時間29日午後0時39分(米国中部夏時間7月28日午後10時39分)に、パイロットのジム・ケリーのためにかけられた曲である、U2の「Vertigo」で起床しました。
写真提供:NASA
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