液体水素枯渇センサ不具合の原因究明が続けられています
最終更新日:2005年7月15日
NASAは、スペースシャトル・ディスカバリー号(STS-114)の打上げ時に起こった液体水素枯渇センサ(Engine Cut
Off Sensor: ECOセンサ)の誤動作の原因究明を行うことを発表しました。
液体水素枯渇センサは、液体酸素より先に液体水素が無くなりそうになるとメインエンジンを停止させる信号がでて、メインエンジンを異常燃焼から保護します。NASAの打上げ規則では、4つのセンサが全て正常で初めて打上げが可能になります。
NASAは、企業を含めた技術者チームによるデータ分析を行い、その結果を基に日本時間16日に今後の計画を発表する予定です。
STS-114クルーは当分の間ケネディ宇宙センターに残り、いくつかのトレーニングと休息を取りながら打上げに備えています。
なお、次の打上げ予定日は日本時間7月18日(米国時間7月17日)以降とのことです。